■薬を使わない白点病治療方法1
海水魚を飼育している方は聞いたことのある、もしくはかかってしまったこ
とのある病気ではないでしょうか?海水魚がかかってしまう病気の代表格で
す。
わたしも初めて飼育したハコフグが白点病が元で死んでしまい、一度は海水
魚飼育を諦めてしまった経験があります。このサイトを開いて気が付いたので
すが、アクセスログからも「白点病」というキーワードで検索サイトから訪問
される方が一番多い状況でしたので、折角ですから私の白点病の治療法方につ
いて、紹介しようと思います。
ただ、あくまで我流の治療対処方法ですから自己責任でおこなってください。
ご参考までですが、私はこの方法でずっと行っていますが、この方法にしてから
は一度も白点病で落としたことも無く克服することが出来ています。
薬をまったく使わない方法ですので、魚への負担は少ないと思いますから、すぐに
薬を使う前に、一度、検討してみていただければと思います。
■海水魚における白点病の仕組み
海水魚の白点病は病気という名前ですが、実はウイルスではなく寄生虫が
取り付くために発生するようなものです。体に0.5mm以下の白点が見えるの
が特徴で、数日で白点が増えて行きます。その数は、ネズミ算式に爆発的に
増え、最後には体だけではなく、えらなどに寄生することで、呼吸困難となり
やがて死亡してしまいます。
白点病虫の生活サイクルは、まず魚に付着し、約3日間魚体から栄養を吸収
します。そして、大きくなって離れて即~約数日後、約100~200の仔虫に分裂
します。それでまた魚にとり付くというサイクルを繰り返すことで、爆発的に
増殖していきます。
なお、海水魚における白点病は熱帯魚における白点病とは種類が異なりま
す。似たような症状ですが、使う薬も違いますから注意が必要です。
![]()
■白点病を退治するためには?
白点病の原因である寄生虫は、一般的に硫酸銅や銅イオンなどの薬を用いて
死滅させて治療をするのが一般的です。比較的無害な薬もでてきていますが、
一定量の薬剤の注入し維持する必要があり、無脊椎(イソギンチャクや海老)
には大敵な成分で出来ています。そのため、薬を使うには高度なテクニックと
管理が必要になってきます。
前述したように、白点病には特徴的な増殖サイクルがあります。寄生→大量
分裂→浮遊しながらまた寄生と繰り返され、増えていきますがこのサイクルで
分裂し浮遊している間しか薬が効きません。バリアとまでは言いません白点病
虫は、魚に寄生しているときは殻に守られていて強いと理解してください。
成長し本体から離れるときを薬を投入して待ち構えて白点病を死滅させていけ
ば寄生虫は退治されてゆくため、治療することができることになります。
待ち構えるということになりますので、前述のように薬を一定量で維持する
テクニックが必要となります。ただ、誤った分量の薬剤を使用すると魚が中毒
症状となってしまい死んでしまいます。では、薬を使わずに白点病を克服する
にはどうしたらいいのでしょうか?
■白点病を薬で撃退するのではなく、少しずつ除去していくという考え方
白点病の原因虫は、自然界に普通にあるといった話やそもそも魚の皮下に共
存していて何らかの原因で分裂が開始すると言われています。その原因は、温
度や環境の変化によるストレスなどだそうです。人によっては白点病は一種の
風邪と理解される方もいるようです。
厄介な白点虫ですが、彼らも再度魚へ寄生できなかった場合は増殖サイクル
が崩れてしまい、増殖できなかったり生きつづけることは出来なくなってしま
います。白点病になる魚は体力低下などがおもな原因とされていますので、魚
がいずれ回復すれば寄生しづらくなっていきます。
ここまでで、白点病には増殖サイクルがあることはご理解いただけたと思い
ます。白点虫は、分裂→寄生を繰り返しますが、何らかの形で白点虫の増殖・
寄生のサイクルを崩してしまえば、寄生数を激減させやがて白点病からは開放
されます。
増殖・寄生のサイクルがあるので薬剤で待ち構えて完全死滅させる方法でも
白点病のサイクルを崩すことはできます。が、薬で危険を冒してまで一気に白
点虫を全滅させなくとも、結果として仔虫が何らかの形で減少させる方向さえ
できれば、最終的には白点病が収まっていくことになります。
サイクルを崩すため除去すればいいのですが、目に見えたりする大きさもの
ではないですし、白点虫を網ですくえるというものでもありません。ですが、
海水ごと白点虫を一緒にどんどん抜き出してしまえば、増殖数を抑えることが
できるのです。もう、ご理解いただいたかもしれませんが、白点虫が分裂のた
めに魚から離れているときに換水を毎日繰り返すということで、分裂した白点
虫の増殖を抑えながらを徐々に減らしていく方法で、やがて寄生できなくなり
白点虫を撃退するということができるわけです。
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コメント
勝手ながらトラックバックさせていただきました、「海水魚リターンズ」のkaminamanと申します。
とても詳しく書かれていてとても参考になります!これからも楽しく派遣させていただきます♪よろしくお願いしますm(_ _)m
投稿: kaminaman | 2005.06.09 12:18
白点病で悩んでいるところ、この記事にであいました。大変参考になりました。早速、機材をそろえ白点虫撃退にむけ、がんばりたいと思います。
これからもがんばってください!こういったサイトのおかげで私のような初心者は救われています。
投稿: フィッシュファミリー | 2005.06.21 23:40
こんにちは。先日は来訪ありがとうございました。今回はその後、実施している白点治療についてのご質問なんですが・・・
現在、ナンヨウハギを隔離水槽2個にて白点治療中。今日で4日目になります。(方法は教えていただいたとおりの方法です。)白点虫はほぼ順調にその数を減らしており目にみえるのは5~6個です。このまま続ければ問題なく治療できると考えていますが、昨日からナンヨウハギがエサを食べなくなってしまいました。目の前に落ちてくるエサでさえ興味をしめしません。バクバク食べる奴です。今日もたべてません。もともとナイーブな性格ゆえ、孤立していることや毎日水槽が変わることなどで相当のストレスを感じているためと予想しています。元の飼育槽に戻して元気をださせるか(でるかな?)、このまま白点撃退を続けるか、かなり悩んでおります。食欲がなくて衰弱していっては白点どころではなくなってしまいますし・・・。とはいえ、今の状態で飼育槽に戻しまた白点の餌食になるのもどうかと・・・。良きアドバイスいただけたら幸いです。長文失礼いたしました。
投稿: フィッシュファミリー | 2005.06.28 09:41
フィッシュファミリーさん
こんばんわ
bigorangeです。
餌食いが悪くなってしまった件ですが、魚の調子はそれ以外になにか問題はありますでしょうか?残念ながら、今まで何度か白点病治療をしていましたが、治療中に餌食いが悪くなったということは未経験なのでなんとも判断が難しいところです。
餌についてですが、冷凍赤虫や冷凍ブラインシュリンプなどは試されましたか?たいていの場合は、この辺は好んで食べてくれるはずですので、試す価値はあると思います。ただし、海水が汚れるので確実に食べきれるだけの少量にすると、よいと思います。
あと少しで白点病完全撃退のようですが、もし数個程度の白点であれば自然治癒もありえる段階だとは思いますから、ストレスが気になるのであれば一旦打ち切るのもひとつの手だとは思います。ただ、ほかの魚に二次感染という恐れもあるので判断は難しいところです。
最後に、blogを拝見させていただいたところ水槽を使って隔離治療を続けられているようですが、水温管理面は大丈夫でしょうか?どうしても隔離水槽やバケツを使った場合、水量の関係で温度変化が急激になります。
この時期の温度はかなり注意していても、結構な温度変化があるので、この時期はエアコンを平行利用して一定温度が保てないと魚には、かなりのストレスになる可能性があります。このあたりは温度計をよく確認して1日中における温度変化に十分に注意してみてください。
投稿: bigorange | 2005.06.28 23:31
bigorangeさん、アドバイスありがとうございました。フィッシュファミリーです。
昨日、ナンヨウハギはそうとう具合わるそうだったので、勇気の決断で飼育水槽へいったん戻しました。
結果としては返ってこれたのがうれしい様子で元気に泳いでおります。エサは相変わらず食べませんが・・・。
また、ブラインシュリンプも昨日購入しあたえてみましたが、だめでした。ジクラウォーターの沈殿物を口にするだけでも違うよ!ってSHOPで聞いたものですからそれは実行しております。
温度管理については、現在はかなりシビアに管理しています。もともと、発病のきっかけとなった1つに温度管理の甘さがありましたので。
エサ食いについては今の状態でしばらく様子をみてみます。少なくとも昨日より元気に泳いでいるのは間違いないので。
アドバイスありがとうございます。感謝いたします。今後ともどうぞよろしく。
投稿: フィッシュファミリー | 2005.06.29 10:00
bigorangeさん
こんにちは。フィッシュファミリーです。
その節は、白点治療でご指導ありがとうございました。
本日は残念ですがそのご報告。
今朝、ナンヨウハギは残念ながら逝ってしまいました。(ToT)
飼育水槽へ戻してからは白点もほとんど増えず(絶滅ではなかったですが)元気に泳いでいたのですが・・・。
昨日からエサの食いつきが悪くなり心配していたところで今朝突然の出来事でした。
いろいろアドバイス頂いてありがとうございました。結果がだせなかった事が残念です。
お気に入りだっただけに結構へこんでます・・・。
直接関係ない話題でしたが、ご報告まで。
ありがとうございました。
投稿: フィッシュファミリー | 2005.07.07 13:02
フィッシュファミリーさん
こんばんわ。bigorangeです。
残念な結果になってしまった件、了解しました。
多少なりとも参考にしていただいたことで効果が見えていたのでしたら良かったのですが。
おそらくではあるのですが、餌食いが悪くなった点などから察すると鰓に白点病虫が入ってしまったのではないか、もしくは体力低下がかなり影響したのか?と推察します。
愛着がある魚ほど非常につらいと思います。すでにほかの魚を飼育されているのでしたら、これを糧にして逝ってしまった魚のためにも、テクニックを向上させてがんばってください。
blogで海水魚情報を掲載していますが、私自身、数年ほどの初心者になります。フィッシュファミリーさんがもっとよい白点病治療方法をあみ出した際には、是非、そのテクニックを教えていただければと思います。
■このblogを見ていただいている他の方のためにも、今後のために~
もし、万が一ですがまた薬を使わない白点病治療方法をされる際には、以下の点を注意していただければと思います。
・体力が衰えた時点でかなり危険な状態になっているはずなので、ひとつ、二つと白点病を見つけた時点で餌食いもよく体力のある状態のうちに治療を開始してみてください。大幅に生存確率が変わってくるはずです。
・治療中はフィルター類を使わないようにしてみてください。フィッシュファミリーさんのblogの写真をじっくり拝見したところ、エアレーション式の簡易フィルターを使われていたようでした。この方法のポイントは毎日の全換水による白点病を減少させていく方法ですので、フィルター類は必要ありません。エアーストーンのみで行ったほうが白点病虫が残存する確率が減ると思います。
投稿: bigorange | 2005.07.07 21:55
bigorangeさん
こんにちは、フィッシュファミリーです。
早速のお返事、また来訪ありがとうございました。
やはりエラに入っちゃいましたかね・・・・。
今回の治療で白点の数は激減していただけに残念でした。
今に思うとはじめるタイミングがちょっと遅かったのかもしれません。最初に白点を見つけたころは元気ハツラツ!でしたから。
それと、エアレーション器具に関しては納得でした。次回機会があったらそのあたり注意してみます。なかなか近所にいいSHOPさんがなくって・・今回の器具をそろえるのにも一苦労でした。
今回のことはいい勉強になりました。
まだ気持ちはへこんでいますが、不思議とやめちゃおうって気にはなりませんでした。
がんばって長期飼育目指します!
コンゴウフグ、心配ですね・・・。フグって毒の心配はないんでしょうか?フグのみ水槽にしたほうがいいってきいたもんですから。
がんばれ!ふぐお!
投稿: フィッシュファミリー | 2005.07.08 12:53
はじめまして、こんばんは。
今日コンゴウフグを購入したのですが、ひょっとしたら白点病なのではと心配になっています。
ヒレが少し痛んでちらほら白いものもついてるように見えます。健康なコンゴウフグのヒレはミドリフグや八の字フグ(しか飼育したことがないので比較対象が少なくてすみません・・・)のように透き通っているものなのでしょうか?
固体自体は元気そうにふわふわ泳いでいて、おなかが空いているのか時々床の珊瑚砂をつついてます。餌はまだ与えてませんが、食欲もあるようだし一見病気とは思えないのですが・・・どうかご意見聞かせてください。お願いします。
投稿: miya | 2005.10.26 00:24
miyaさん、ご訪問ありがとうございます。
bigorangeです。
コンゴウフグを購入したとのことですが、健康な状態であればヒレは、ほとんど透明には近いと思います。多少、固体による差はありますが、傷などが無ければ、ほとんどヒレの筋以外は透明ですね。
白点病ならばツブツブの白い点がヒレだけではなく、時間がたつと本体にもでてきます。時によって目の部分にもつきます。
ひとまず、元気そうであれば、まだ大丈夫だと思います。ただ、購入して初日であるとのことであれば、白点病やほかの病気がとくに出やすい期間です。環境が変わって一週間ぐらいが良く発生してしまう時期になるので、朝、昼、夜とできるだけ多く観察をしてください。
また、購入初期には、水質変化に注意が必要な時期ですね。コンゴウフグは餌を良く食べてくれますので、ついついあげすぎてしまいますが、ここはぐっと我慢して控えめに。コンゴウフグは、良く食べるために大量に糞をする場合があるので、初期のあたりは 3日に一回程度で少量水換えをしてみるとよいかもしれませんね。
投稿: bigorange | 2005.10.26 23:13
はじめまして。conaと申します。
白点病治療に関しとても興味深い記事でしたので、誠に勝手ではございますが私のブログで書かせていただくとともに、トラックバックさせていただきました。
これからもためになる記事をどんどん書いてください。
投稿: cona | 2006.02.09 03:08