■60センチ水槽を立ち上げよう(クーラー&外部濾過編)
海水魚飼育は、30センチなどの小型水槽でも十分可能です。しかし、水槽水量の関係から水質維持が難しく、熱対策が難しい部分があり、すこしでも余裕のある機材を利用すると、病気や水質の維持管理の負荷が下がります。
そこで、先日60センチ水槽、水槽用クーラー、外部濾過器という海水魚でも熱帯魚でも入門用セットの定番のものを購入してみましたので、立ち上げまでの流れをご紹介します。

届いた商品。楽天の通販ですべてそろえてみましたが、主要なものは以下のとおりです。
・水槽

エーハイム グラス水槽 EJ-60
今回は枠の無い水槽タイプ。フレームレス水槽といい、60センチの幅になります。
水槽用の下敷きマット、ガラス蓋などもついていて格安でした。
・外部フィルター

テトラ エックスパワーフィルター 90
こちらの外部濾過器は90cm水槽用の大型濾過槽をもったタイプです。海水魚になりますのでワンクラス上のものを選択しました。このフィルターは、最初からろ材も付属しているので、別途いろいろ購入することもないオールインワンタイプでお得です。
・水槽用クーラー

【送料無料】 観賞魚水槽用クーラー GXC-200
GEX GXC-200は定番で格安の水槽用クーラーです。これは、楽天でかなり安く買えました。
・水槽用バックスクリーン

アクアフィルム600 マリンブルー
水槽の背面ガラスに貼り付けるタイプの透過性バックスクリーンです。クリア素材なので、水槽背面からの光を取り入れることができ、水槽ガラス面に密着するので、
ガラスとの一体感が得られます。色味が非常に綺麗なので今回はこちらを使ってみました。
そのほか、照明などは今まで利用していたものを使用してみました。
■水槽の設置場所を決める。
水槽を設置する場所にはかなりの重さになります。60cmクラスの水槽となると各種機材などの重さを含めると、100kg以上にまでなるとおもいます。床が抜けたりしないように、水平でしっかりとした場所をさがします。また、しっかりとした水槽台も必要ですが、メタルラックを利用しています。メタルラックには種類がたくさんありますが、必ず耐加重を確認してください。

まずは水槽下にマットを敷きます。これは傷や割れ防止のほか熱伝導を抑えます。
■バックスクリーンを水槽に貼ります。

水槽を水洗いしたら、バックスクリーンを貼ります。バックスクリーンは、水槽を設置する前に綺麗に張っておきます。

今回購入したコトブキ アクアフィルム600 マリンブルー
貼り方は非常に簡単です。霧吹きに水(1%程度の濃度で洗剤を溶かした水)を用意して、貼りたい面のガラス全体に吹きかけます。この際、水槽内部に霧吹きの水(洗剤が入っているので)入らないように細心の注意をしておきます。

全体に吹きかけ水槽の上部の端にあわせて貼り付けていきます。

付属の便利なスキージーで空気を抜き、乾燥するまで待ちます。
■いざ、水槽の設置を開始します。

準備ができたら水槽の設置をします。まずは、仮置きして問題がないかなど様子を見ておきます。

水槽の設置に問題が無ければ、まずは底面にあらかじめよく洗っておいたサンゴ砂を引きます。今回はパウダー状の細かいタイプを使いました。よく洗わないと白濁りがなかなか取れなくなってしまうので、丹念に水洗いしてください。

ハラダサービス 15kg詰めサンゴ砂
■外部濾過器の準備をする。

テトラエックスパワーフィルター90を説明書にしたがって組み立てていきます。

蓋を開けて本体内部やパーツ類をよく水洗いします。

付属のろ材もよく水洗いしておきます。組み立てる順番があるので、元に戻せるように覚えておくか、メモしたほうが良いです。

ろ材をセットし、ホースをつなげます。特にホースがしっかりつながっているかどうかは念入りに確認します。

水槽にストレーナー(海水の入口)と散水(出口)のパーツを取り付けます。吸盤で取り付けるので、しっかりと取り付けます。
■水槽用クーラーと外部ろ過器を接続する。

外部濾過器の次に水槽用クーラーを接続します。GEX GXC-200は、外部ろ過器の次に水が流れるような順番に接続することになります。

水槽→外部濾過器→水槽用クーラー→水槽に戻るという順番で接続します。
GEX GXC-200の場合は、付属のホース固定用金具をしっかりドライバーで締めて固定します。

接続に問題がなければ、設置位置にもどします。
■接続を確認したら海水をいれる。
接続に問題がないことを十分に確認したら、水槽に海水を入れて行きます。外部濾過器の場合、エアレーション不足によるバクテリアの立ち上げに時間がかかる場合があるため、新しく水槽を立ち上げる場合は、海水を水槽の半分程度の位置まで入れて空気が混ざるように、運転をおこなっておくと良いです。

海水を半分にし空気を混ぜています。

あとはヒーター、照明などの電源をいれバクテリアが立ち上がるまで、十分に空運転をさせておきます。立ち上がりまでには時間がかかりますので、いきなり魚を入れたりしないように我慢します。バクテリアの素や以前利用していたろ材があればそれらをセットすると立ち上がりが早くなります。
以上で、水槽の準備は終了です。安定した水槽になるには、最低でも1ヶ月はかかるつもりで準備していくとよいでしょう。
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コメント
またまた お聞きしちゃいます
今は30cmの水槽なのですが、思い切ってオーバーフロー水槽にしようかな? と考えています
オーバフローを買うと結構な金額ですよね?
金銭的にとても買える代物じゃないので、作る事できないかな? って思いました
作る事ってできるモンなのですか?
90だと置き場所がナイので60で考えています
作り方、必要な材料等があれば教えていただけますか?
投稿: 海水初心者 | 2006.06.01 13:38
海水初心者さん
ご訪問ありがとうございます。
bigorangeです。
オーバーフローを自作するとのことですが、製作することは不可能ではないと思います。アクリル板、接着剤、工具程度でしょう。ただ、製作には工具、材料面の費用、製作工作や防水ノウハウをお持ちの方ならできると思います。
ただ、製作するための時間もかかると思いますので、製作時間を金額に換算してトータルコストで選択されたほうがよいかと思います。ちなみに、私は工作技術ノウハウも時間もありませんので、明らかに買ってしまったほうが、安全であり安価と考えます。
ご参考までですが、水槽は設置場所のサイズの問題だけではなく重さも変わってきますから、床の強度には十分注意する必要があると思います。一般的な30センチ水槽は12リットル程度の水量ですが、60センチ水槽は58リットル程度になります。オーバーフローはさらに濾過部分の水量がありますので、機材や水槽台などを含めると90センチ水槽相当の重さに近くなると思います。床抜けによる事故や漏水が起こると相当の損害になりますので、十分検討を。
なお、楽天で探してみたところ、ブルースポットさんの以下のオーバーフローセットがありましたのでご参考までにどうぞ。
PLECO オフティー60cmオーバーフロー水槽・ビギナーズセット
投稿: bigorange | 2006.06.01 23:35
今度30から60の水槽に変更しようと思っています
今、底砂にはサラサラしたパウダー状の砂を使っているのですが、そのまま使うことってできますよね?
前に、『コノ砂は大きい水槽に変更した時は新しい物と代えてください』 と聞いたことがあるので
投稿: しず | 2006.07.20 13:18
しずさん
ご訪問ありがとうございます。
bigorangeです。
以前から使われている底砂があるのでしたら、そのまま使ったほうがお勧めです。私の水槽もサイズアップの際には、そのまま移行して使い続けています。移行の際に、注意した点は以下のようなところです。
・底砂が汚れているようであれば、その部分だけを水槽の海水水を汲み取っておいて、軽く水洗い。
・スコップなどでできるだけ、撹拌しないようにそっとあたらしい水槽へ移動させる。
・水槽のサイズアップする際は、底砂量(底砂の厚み)が不足することになるので新しい底砂をつぎ足す。
・底砂だけでなく、海水自体も移行する。
水槽をサイズアップする際は環境変化のため、海水が白にごりする場合もあります。
新しい水槽をセットしたら、濁りが取れるまで魚を退避させられるような用意も必要かと思います。
投稿: bigorange | 2006.07.22 12:07